春は「高円寺びっくり大道芸」、夏は「東京高円寺阿波おどり」、秋は「高円寺フェス」と、季節ごとに大規模なイベントが行われている高円寺。「冬の寒いシーズンには何か室内で楽しめるイベントを」と、2011年に始められたのが「高円寺演芸まつり」です。毎年2月中旬の10日間、開催されています。
高円寺にはもともと若手の噺家や音曲師などの芸人が多く暮らしており、そんな芸人を応援しようと、蕎麦屋や飲み屋を中心に寄席が行われてきました。「高円寺演芸まつり」が誕生したきっかけも、後援者の一人で高円寺に飲み屋を構える三味線漫談家の柳家紫文師匠と商店街の店主との交流からでした。
このイベントの特徴は、落語、漫才、浪曲、漫談、奇術といった多様なプログラムが、演芸場以外の場所を会場として演じられること。寺社、銭湯、カフェ、居酒屋、盆栽屋、自転車屋に幼稚園など、身近な場所が寄席に変身します。2018年は、61会場で96公演、132組155名もの演者が熟達の芸を繰り広げ、5000人を超える観客が訪れました。木戸銭がワンコインからというところも、人気の理由のひとつのようです。
毎年心待ちにしている高齢の方や家族連れ、若者など幅広い層の観客から支持され、「初めて落語を見たが、冒頭にわかりやすい解説があってすっと話に入っていけた」「各会場に違いや特徴があって楽しい」「落語家さんがとても近く、細かい仕草まで伝わってきた」「何度も泣くほど笑った」などの嬉しいコメントをいただいているそう。寒い季節に心が温かくなるイベントです。
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高円寺の演芸まつりがなみじゃない!
高円寺演芸まつり 実行委員長から一言
演芸はひとが演じ、その前で向き合うのもひと。このまちで芸を通して演者と観客の方々が関係を深め合って貰うことで、何かが生まれれば、更に大きな楽しみにつながります。今年も落語に講談、浪曲、漫才など多彩な芸人が来演します。冬の寒い日、温かな会場で演じ手の息遣いを感じながら話芸に浸り、嫌なことを笑い飛ばして下さい。笑門来福。高円寺でお待ちしています。
開催日 | 2024年2月9日〜18日 |
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開催場所 | JR高円寺駅周辺 |
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