メディアに取り上げられることも多くなり、休日に街歩きを楽しむ人も増えている街、西荻窪。新しいカフェやパティスリーの出店も続く中、今回はここ数年の間にオープンした、特に注目度の高いスイーツ店4軒を厳選してご紹介します。食べ歩きにピッタリなおやつから本格的なパティスリーまで、小さなお店を巡るまち歩きが楽しい西荻窪でバラエティ豊かなスイーツの世界をご堪能ください。

※コロナウイルスの影響により店舗の営業時間・定休日が記載と異なる場合がございます。ご来店時は事前に店舗にご確認ください。

1. パティスリーレリアン（西荻窪駅徒歩4分）
2. kies（キーズ）（西荻窪駅徒歩10分）
3. パティスリーホソコシ（西荻窪駅徒歩8分）

パティスリーレリアン（西荻窪駅徒歩4分）

チョコレートスイーツならここ！ 濃厚なのに軽い口どけがクセになる

「ジャン＝ポール・エヴァン」や「ピエール・エルメ」などの有名店で研鑽を積んだシェフの松島さんが2018年10月にオープンさせたパティスリー。ショコラティエとしての長年の経験を活かしてチョコレート系のケーキに特に力を入れており、常時約50種類のケーキと焼き菓子が並びます。人気のケーキは、「トラディショナル」。粉類や生クリームを使用せず、チョコレートと卵白のみで仕上げた一品です。また、「トラディショナル」と共にファンの多い「ムースショコラルージュ」は、チョコレートの苦味とラズベリーのジュレの酸味のバランスが絶妙。見た目の美しいショコラも多数揃っているので、贈り物選びにも重宝するお店です。

トラディショナル（650円）、ムースショコラルージュ（580円）

kies（キーズ）（西荻窪駅徒歩10分）

毎日通いたくなる！ 1枚からクッキーを購入できる焼き菓子店

西荻窪の中でも注目度の高い女子大通りの地蔵坂にある焼き菓子店。店主の堀さんは都内の飲食店やベーカリーなどに勤務し、飲食店で働きながら西荻窪のカフェ「カフェモナミ」で週末のみの間借りカフェを経験。その後2016年にこちらのお店をオープンさせました。昔ながらのレトロな味わいを意識したという「レモンケーキ」や、ほどよい甘さのバタークリームとプチプチとしたラズベリージャムのハーモニーがたまらない「ヴィクトリアケーキ」、シチリア産のアーモンドパウダーを使用した「THANKSクッキー」は、手みやげにもぴったり。可愛らしい雰囲気の店内にはイートインスペースもあるため、お散歩の休憩にほっと一息つくのもおすすめです。

左からレモンケーキ（370円）、THANKSクッキー（50円）、ヴィクトリアケーキ（430円）

パティスリーホソコシ（西荻窪駅徒歩8分）

オープン直後から大人気！ 洗練されたフランス菓子に酔いしれる

2019年1月にオープンしたばかりのこちらのお店は、開店と同時にたくさんのお客で賑わう今注目のパティスリー。オーナーパティシエの細越さんは、日本の洋菓子界の重鎮である藤生義治氏に師事し、フランスでも修業を積んだ経歴の持ち主です。艶やかなキャラメルコーティングが美しい「レンヌ」は、細越さんがブルターニュ地方で作り方を学んだバターやゲランドの塩を取り入れた自慢の一品。また、発売したばかりという「フロマージュ・クリュ」は、「レ・リボ」と呼ばれる発酵バターミルクを使用し、ミルキーでさわやかな後味が特徴です。フランスの香り漂う本格的なお店ですが、気軽に立ち寄れるためスタンプカードが用意されるなど、「地域に根ざしたお店にしたい」という思いもたっぷり詰まっています。

「フロマージュ クリュ」（左）、「レンヌ」（右：648円）