ラーメンライター・福岡岳洋の何度もリピートしたくなるラーメン店in阿佐ヶ谷

阿佐谷文士といった言葉に象徴されるように、文化的な薫りが色濃く残る街・阿佐ヶ谷。青梅街道沿い周辺には小劇場が軒を連ね、今も毎日のように演劇が行われている。ラーメンの歴史としては、東池袋大勝軒の故・山岸店主が若き日に修行を積んだ街としても知られる。そんな阿佐ヶ谷でいまラーメンを食べるなら、この4店がオススメだ。

  1. らーめん 大慶(JR阿佐ケ谷駅徒歩10分)
  2. 萬福本舗(JR阿佐ケ谷駅徒歩8分)
  3. めんさいぼう五郎左(JR阿佐ケ谷駅徒歩9分)
  4. 麺処 一笑(JR阿佐ケ谷駅徒歩11分)

らーめん 大慶(JR阿佐ケ谷駅徒歩10分)

チョイ飲みにも嬉しい、深夜営業の店

早稲田通り沿いから中杉通り沿いに移転し、テーブル席が出来てお酒やおつまみメニューも増え、元々ラーメンのうまさで人気だったのが、さらなる賑わいを見せる。オススメしたいのはみそラーメン。札幌の味噌ラーメンのように中華鍋でスープを仕上げるのが特長だ。加熱することで味噌と豚骨スープの一体感が増し、マイルドなコクを実現している。柔らかなロース肉を使用した大ぶりのチャーシューは、お腹に余裕があれば追加してほしい逸品。

みそラーメン(750円)

みそラーメン(750円)

らーめん 大慶
住所 杉並区阿佐谷北4-4-8
電話 03-3223-0112
営業時間 11:00〜2:00
定休日 水曜

萬福本舗(JR阿佐ケ谷駅徒歩8分)

福岡南部のラーメンをベースにした新境地

杉並区役所近くに店を構えて15年、東京の豚骨ラーメンシーンに一石を投じたこちらもそろそろ老舗の雰囲気が。乳白色のスープには豚骨の旨味がぎっしり詰まり、クリーミーな飲みくちがクセになる。若干の粘りを含む細麺はたっぷりとスープが絡み、一体感も抜群。麺が徐々にスープになじむことでの味の変化は、このタイプのラーメンにおける楽しみのひとつ。卓上の紅生姜やおろしにんにくを加えて自分好みの味に仕立てるのがこちらの流儀。

とんこつラーメン(680円)

とんこつラーメン(680円)

萬福本舗
住所 杉並区阿佐谷南3-2-3
電話 03-3392-2892
営業時間 11:30〜14:00 18:00〜23:00 土11:30〜23;00 日祝11:30〜16:00
定休日 不定休

めんさいぼう五郎左(JR阿佐ケ谷駅徒歩9分)

多彩なメニューと細かなサービスが魅力

こちらの特長は何といってもメニューの多さ。どれもレベルが高く、常連客を飽きさせないように季節に応じたものも多い。基本の醤油味の中華そばも濃厚すぎない味のバランスが絶妙で、実力をうかがわせてくれる。まろやかでありながら脂の量が適度なので、食べ疲れがなく、ついスープを飲み干してしまう。卓上にある調味料も定番のものから店独自のものもあり、細かなこだわりがラーメンの味を深めてくれる。

中華そば(750円)

中華そば(750円)

めんさいぼう五郎左
住所 杉並区阿佐谷南1-14-12
電話 03-3318-2079
営業時間 11:30〜14:30 18:30〜21:30 日11:30〜16:00
定休日 月曜

麺処 一笑(JR阿佐ケ谷駅徒歩11分)

濃厚な豚骨スープと8種類の野菜

タンメンなど、野菜たっぷりのラーメンは多くあるが、こちらのラーメンは一味違う。「一味(いちみ)」が入っているのだ。人気のトマト味の他ニンニクのスタベジ、魚介のウオベジなど、実に8種類が用意されている。それを受け止める豚骨スープは旨味を凝縮した超濃厚スープだが、脂はギリギリまで削っているので、食後に胃が重く感じることはない。それでも濃厚が苦手な人のために、あっさりスープも用意しているのでご安心を。

ラーメン(800円)

ラーメン(800円)

麺処 一笑
住所 杉並区阿佐谷南1-9-5
電話 03-3311-8803
営業時間 11:00〜16:00
定休日 水曜

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※本記事に掲載している情報は2017年01月24日公開時点のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。