中央線5駅夕景撮影スポット紹介(高円寺・阿佐ケ谷・荻窪・西荻窪・中野)

この記事では杉並区のJR中央線沿線4駅の高円寺駅、阿佐ケ谷駅、荻窪駅、西荻窪駅と隣駅のJR中野駅付近の夕方の風景写真を杉並区や中野区在住のライター、カメラマンから集めました。あなたも日没前後のマジックアワーに複雑な空色とそれぞれの街の風景を撮影してみませんか。

高円寺の夕景

高円寺は新宿駅から約10分、小説で有名な「高円寺純情商店街」、傘いらずの屋根付き「高円寺パル商店街」、愛酒家で活気づく「高円寺駅西商店会」など活気あふれる商店街に加え、「高円寺びっくり大道芸」「東京高円寺阿波おどり」「高円寺フェス」「高円寺演芸まつり」などのイベントで一年中賑わっています。

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「高円寺陸橋」茜色の夕日を待てど

「高円寺陸橋」茜色の夕日を待てど

<撮影のポイント>
フジファブリックの『茜色の夕日』のジャケットとしても有名な高円寺陸橋。西側の歩道橋の真ん中から真正面を向いて撮影しています。暗くなると街灯や自動車のライトでまた違った雰囲気になるのでいろんなタイミングで絵になる場所です。シャッタースピードは遅めで車や人が少しブレるようにしています。
時間帯  18時頃(8月上旬)
撮影機材 カメラ:Sony α7III  40mm F2.8 1/125sec
撮影場所 高円寺陸橋の歩道橋から西を向き撮影。東京メトロ丸ノ内線新高円寺駅から徒歩8分、JR高円寺駅から徒歩16分。

昭和の雰囲気を感じる「純情商店街」

青春を感じる「純情商店街」

<撮影のポイント>
JR高円寺駅の北口を出ると一度は目にする印象的な商店街のアーチ。湿度が高い夕暮れ時にアンニュイな空の色が出たタイミングを逃さずに撮影しました。彩度を上げると令和なのに、なんだか昭和な雰囲気を感じる写真になります。
時間帯  18時頃(8月上旬)
撮影機材 カメラ:Sony α7III  40mm F2.5  1/800sec
撮影場所 高円寺北口純情商店街前。魚祥近くから北向きに撮影

提灯が懐かしい「エトアール通り商店会」

提灯が懐かしい「エトアール通り商店会」

<撮影のポイント>
JR高円寺駅南口より徒歩4分。古着屋や飲食店など80店以上が連なるエトアール通り商店会。阿佐ヶ谷方面に見える夕日をバックに夏に飾られる提灯の明かりが映えるように撮影しました。コントラストを上げることで光が強調されます。
時間帯  19時頃(8月上旬)
撮影機材 カメラ:Sony α7III  40mm F2.5 1/200sec
撮影場所 エトアール通り商店会中程


高円寺を担当した アマチュアカメラマン Issei Fukuyama
高円寺在住。サラリーマンとして割と社畜な日々を送りながら文化的な生活を送りたいと思ってる人です。実家は大阪下町の肉屋さん。15年以上フィルムカメラ専門でしたが、やっとデジタル一眼を始めました。
インスタグラム @isseibon


阿佐ヶ谷の夕景

スターロード、川端通り、一番街と飲んべい御用達エリアは、ネオンや提灯が煌めいて、ついつい写真を撮りたくなるような昭和の面影が感じられます。

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中杉通りを眺める杉並区役所の看板娘「ジーンズ」

中杉通りを眺め杉並区役所の看板娘「ジーンズ」

<撮影のポイント>
永福町のアトリエを拠点に活動していた彫刻家佐藤忠良のブロンズ像「ジーンズ」。ご本人がこの作品を発案する過程の苦悩を語ったインタビュー動画を見てから興味が湧いた作品です。このブロンズ像は背中側に壁面を背負っており、大きなカメラでは撮りづらく、結局スマホで撮りました。iphoneが得意とするHDR(ハイダイナミックレンジ)もよく効いて薄暮がお気に入りの色合いで撮れました。
時間帯  18時30分頃(8月下旬)
撮影機材 iphone 12(スマートフォン)
撮影場所 杉並区役所(地下鉄丸ノ内線南阿佐ヶ谷駅徒歩0分)西棟から中杉通りに向かって

阿佐谷地域区民センター、阿佐谷けやき公園 屋上部

<撮影のポイント>
2022年4月にオープンした阿佐谷けやき公園。地上部と屋上部に分かれており、 屋上部からは、ガラス越しに中央線が見下ろせます。今回は西側の美しい夕景を撮影しました。周りには高い建物がないため、見晴らしバツグンです。
時間帯  18時30分頃(8月中旬)
撮影機材 iphone 12(スマートフォン)
撮影場所 阿佐谷地域区民センター 阿佐谷けやき公園 屋上部

夕焼けに溶け込む中央線

夕焼け溶け込む中央線

<撮影のポイント>
中央線を真横から撮るには、阿佐ヶ谷ではビルの4Fがちょうど良い高さですが、今回はロケ地としてよく使われているビルの五階の屋上から特別に撮らせていただきましたので、やや上からです。車内の照明がもう少し明るく移せれば完璧になります。

時間帯  17時20分頃(10月中旬)
撮影機材 iphone 12(スマートフォン)
撮影場所 ロケ地としてよく使われているビルの五階の屋上

大正時代から続く老舗の釣り堀「寿々木園」

大正時代から続く老舗の釣り堀「寿々木園」

<撮影のポイント>
阿佐谷七夕まつりにあわせ開催される釣り堀にゆらゆらと揺らぐ金魚の行灯イベント。とてもキレイですが、あえて古くて味のある椅子をメインにし行灯が背景でぼけるよう、絞らず手持ちギリギリのシャッタースピードで撮りました。
時間帯  19時頃(8月上旬)
撮影機材 カメラ:Nikon Df 、F2 35mm 1/30sec
撮影場所 釣り堀 寿々木園


阿佐ヶ谷を担当した アマチュアカメラマン Kayon tezu
高円寺生まれ、阿佐ヶ谷在住。Googleローカルガイドとして1000枚を超える写真を提供し2500万回の閲覧を超える夕焼け好きの超ローカルアマチュアカメラマン。


荻窪の夕景

杉並区内を走るJR中央線の4駅の中で、1日の乗降客数がトップの荻窪駅。その駅を挟んだ南北に、閑静な住宅街が広がります。この街は大正から昭和初期にかけて「西の鎌倉、東の荻窪」と称され、東京近郊の別荘地として発展してきた歴史があります。創業は100年以上前、日本の登録有形文化財にも指定された西郊ロッヂングや杉並区立大田黒公園など撮影スポットがたくさんあります。令和6年には、荻外荘公園もオープン予定。

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天沼陸橋から荻窪駅方面を望む

天沼陸橋から荻窪駅方面を望む

<撮影のポイント>
区内JRの駅で唯一高架を走らない荻窪。高い位置から電車を撮影しようとマンガ「ひらやすみ」にも登場する青梅街道の天沼陸橋に上ってみたものの、カラフルな壁画に遮られて線路は見えず…。ならばと、壁画の上にカメラを掲げてシャッターを押してみたところ、夕暮れのビル街を急ぐ電車の姿が切り取られました。
時間帯  18時21分(8月中旬)
撮影機材 カメラ:NIKON Z fc、F6.3 50mm 1/100sec
撮影場所 天沼陸橋

戦国時代末期に創建された「天沼八幡神社」

戦国時代末期に創建された「天沼八幡神社」

<撮影のポイント>
朱色の鳥居と本殿がきれいにフレームに収まる、趣のある神社。地域に親しまれているようで、平日の夕方でも多数の参拝者が見られました。人の足が途絶えるタイミングで素早く、鳥居の笠木が水平になるように気を付けながら撮影しました。
時間帯  17時44分(8月中旬)
撮影機材 カメラ:NIKON Z fc、F5.6 16mm 1/400sec
撮影のポイント
撮影場所 天沼八幡神社

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ノスタルジーを感じる「なないろこみち七福神」

ノスタルジーを感じる「なないろこみち七福神」

<撮影のポイント>
JR荻窪駅北側のことぶき通り商店街には、あちこちに七福神のキャラクター像が飾られています。マカセトケン(毘沙門天)とフクフクロウ(寿老人)が良い味を出していたので、今では珍しくなったたばこ店を背景にパチリ。夕闇を意識して寒色に補正してみました。
時間帯  17時28分(8月中旬)
撮影機材 カメラ:NIKON Z fc、F3.5 16mm 1/40sec
撮影場所 ことぶき通り商店街

関連リンク:ことぶき通り・全員集合【公式】インスタグラム


荻窪を担当したライター西永福丸
編集・ライター。取材のスキルアップのためカメラを勉強中。持ち歩きやすく、レトロなデザインのNIKON Z fcがお気に入り。


西荻窪の夕景

住みたい街ランキングなどで人気の西荻窪は、おしゃれな個人店が多くアンティーク、カフェ、雑貨店や古書店などが立ち並ぶ文化的な街です。足を伸ばせば日本野鳥の会縁の都立善福寺公園、やぶさめで有名な井草八幡宮、杉並アニメーションミュージアムなどの見所もたくさん。

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西荻窪神明通り

西荻窪神明通り

<撮影のポイント>
毎月第三日曜日の朝8時〜11時まで「神明通りあさ市」が開催され、賑わいを見せる神明通り。道路を中心に左右の広がりと逆光を意識して撮りました。
時間帯  18時20分頃(8月中旬)
撮影機材 カメラ:Sony アルファー7Ⅱ  F4.5   63mm (ズーム)
撮影場所 西荻窪神明通り

善福寺公園 上の池

善福寺公園上の池

<撮影のポイント>
水面に映った風景と夕景が画面全体に占める割合を考えて構図を決めました。
秋には、園内で「トロールの森」が開催され多くの芸術作品が並びます。
時間帯  19時頃(8月中旬)
撮影機材 カメラ  Sony アルファー7Ⅱ  F4.0   24mm
撮影場所 善福寺公園 上の池

善福寺川駅通橋付近

善福寺川駅通橋付近

<撮影のポイント>
色彩をヴィヴィットに設定 川に映った夕日の光を狙いました。
時間帯  18時50分頃(8月中旬)
撮影機材 カメラ:Ricoh GR III  F4.0   50mm
撮影場所 西荻窪 善福寺川 駅通橋付近


西荻窪を担当した 佐藤睦美(さとうむつみ)
東京造形大学絵画科卒。2011 年より写真を始め、写真家の鶴巻育子ゼミに参加し年に数回、作品を展示。
Instagram @journey38mutsu
Facebook   Mutsumi Sato


中野の夕景

JR中野駅付近はアニメやゲームなど幅広いジャンルのマニアを惹きつける魅力的なまち、人気の「中野ブロードウェイ」や雨を気にせず歩くだけで楽しい「中野サンモール商店街」。また休日にはイベントが催され水遊びやジョギングやお花見などが楽しめる開放的な公園「中野四季の森公園(セントラルパーク)」、ヨーロッパの路地裏の雰囲気に居酒屋やバーが集まる「レンガ坂」、明治大学・帝京大学の大学キャンパスの街並みなど撮影スポットがたくさんあります。

中央線 明治大学校舎

<撮影のポイント>
中央線の車窓の明かりを入れたくて、列車通過のタイミングで撮影。買い物途中だったのでスマホしかもっておらず、ちょっと後悔。
時間帯  19時頃(1月下旬)
撮影機材 Google Pixel6a(スマートフォン)
撮影場所 JR中野駅から徒歩3分。桃園医院近く。線路沿い北西の向きで撮影。

中野駅北口・家路を急ぐ人達

<撮影のポイント>
家路につく人達の後ろにそびえる再開発のクレーンの姿。オートのままだと空が白く飛んで夕焼けがのこらないので露出をかなりさげて撮影。
時間帯  19時頃(1月下旬)
撮影機材 Google Pixel6a(スマートフォン)
撮影場所 JR中野駅北口徒歩1分サンメイトビル前から南西を向き撮影。

閉館する中野サンプラザ・ライトアップの様子

<撮影のポイント>
閉館イベント最終日の美しくも少しさびしげなライトアップ。目の前の広場にはお別れを惜しむ人達がたくさん残っていました。
時間帯  19時頃(6月下旬)
撮影機材 LEICA Q2 f/1.7 28mm 1/60sec
撮影場所 JR中野駅北口徒歩分2分。中野区役所前交差点


中野を担当した アマチュアカメラマン 「中野徘徊おじさん」
中野在住、飲み歩きと写真撮影が趣味のおじさん二人組。
夕方になるとカメラをぶらさげてフラフラと中央線の飲み屋を徘徊している。


 

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※本記事に掲載している情報は2024年01月18日公開時点のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。