老舗つり堀・寿々木園で休日を楽しむ(JR阿佐ケ谷駅徒歩3分)

住宅地にひっそり、地元民でにぎわう愛されるつり堀。

住宅地にひっそり、地元民でにぎわう愛されるつり堀。

JR中央線の線路から直線距離でわずか50メートル。阿佐ケ谷駅の南側に広がる昭和風情が人気の川端通商店街(川端新興会)を進むと、つり堀寿々木園がある。きれいに手入れされた生け垣に囲まれたこのつり堀は、関東大震災を機に、東中野の日本閣から阿佐ヶ谷に移転してきた。
創業は1924年と古く、現在は3代目店主の鈴木典明さんが運営している。開業当時は養殖をしていたそうで、大雨の時には金魚が逃げ出して駅のあたりで、ピチピチと魚が跳ねていた、という。
陽気の良い日は、親子や若いカップルの来園も多い。2020年からのコロナ禍では、近場の屋外で休日を過ごす人が増えたこともあり賑わいを見せている。もちろんの長年の常連さんも多い。周囲はマンションに囲まれて木立こそないが、みんなから愛される住宅街のオアシスだ。水槽は3つあり、金魚、フナ、鯉などを釣ることができる。

つり堀寿々木園

阿佐ヶ谷七夕まつりの金魚灯篭の展示

金魚をテーマにしたシャッターペイント

近年夏には阿佐ヶ谷の七夕まつりの開催にあわせ、閉店後に金魚灯篭を展示したり、漫画『ひらやすみ』で主人公のアルバイト先のモデルになったりと注目されている。つり堀から南へ徒歩1分ほど歩くと閉業したそば店に、金魚をテーマにしたシャッターペイントもあり、帰りに立ち寄ってみるのもいい。
貸し竿・餌もセット(1時間600円)。

つり堀 寿々木園
住所 杉並区阿佐谷南3-38-33
X https://x.com/turi_suzukien
電話 03-3398-0607
営業時間 08:00-18:00(冬期は日没を目安に閉園)
定休日 金曜、悪天候

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※本記事に掲載している情報は2022年05月27日公開時点のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。