おうちで過ごす時間が長くなっている昨今、快適な生活空間を作るための雑貨をお探しの方も多いのではないでしょうか。今回はそんなニーズを満たしてくれる、和風テイストな雑貨を扱うお店をご紹介。こだわりの品を揃えて、おうち時間をこれまで以上に心地良くしてみませんか。
香十(荻窪駅徒歩4分)
荻窪教会通り商店街で伝統ある香りを
こざっぱりとした白い外観が印象的な「香十」は、約440年もの歴史を持つお香の専門店。京都で創業されたのち明治時代に東京に移り、現在は銀座に本店があります。
この荻窪店でも、伝統的な香道の道具を含む多数のお香が並び、スタッフがおすすめや使用方法を丁寧に説明してくれるので、お香に馴染みのない方でも気兼ねなく挑戦できます。また、煙が気になるという方向けの商品をはじめ、タンスやクローゼットの中で洋服に香りを移す「薫衣香(くのえこう)」、名刺に香りを移すための「名私香」など、様々なニーズに対応した商品がラインナップされています。世代を超えて人気がある香りは、桜の香りとのこと。おうち時間をリラックスして過ごすには、お香はぜひ取り入れてみたいアイテムです。
- 香十
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住所 杉並区天沼3-6-24教会通りハウス1F 電話 03-3393-3308 営業時間 10:30〜14:00 15:00~18:30 (臨時営業中のため17:30まで) 定休日 月曜 (7,8,9月は不定休。ホームページでご確認ください)
楽山 阿佐谷新店(阿佐ケ谷駅徒歩2分)
お気に入りの器とお茶でリフレッシュ
1975年から阿佐ケ谷駅北口で営業を続ける老舗茶屋「楽山」。2008年にオープンしたスタイリッシュな店内の新店では、抹茶、ほうじ茶、米茶など、約100種類のお茶が常時揃っています。おすすめは、幅広い価格帯で取り扱われている静岡・掛川産の深むし茶。地名の付いた「阿佐谷」という一品や、黒豆玄米茶や自家焙煎したほうじ茶なども人気だそうです。
ここでは、茶葉だけでなく、茶筅、茶器などお茶に関わる様々な雑貨が手に入ります。かわいいお茶缶やタンブラーをはじめ、自宅でお茶を点てるのに必要な茶道具なども一式揃えられます。お気に入りのお茶と茶器を見つけて、おうちでティータイムを豊かにしてみませんか。
- 楽山
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住所 杉並区阿佐谷北1-3-6 電話 03-3330-0210 営業時間 9:30〜19:00 定休日 日曜
盆栽屋ラビアデッソ(高円寺駅徒歩3分)
高円寺の緑のオアシス!
古着屋や飲食店の集まる界隈にふいに現れる緑の空間。「盆栽屋ラビアデッソ」は、盆栽の美術館を作るプロジェクトに関わっていた経験を持つオーナーが、ギャラリーがあった場所に2008年にオープンさせた盆栽専門店です。
一見すると、なぜ高円寺で盆栽?と思ってしまいますが、「盆栽は外国では知名度もあるけれど、日本の若い人はまず見る機会そのものが少ないんです。高円寺は多くの若者が来訪するので、盆栽の魅力をぜひ知ってもらいたい。」というオーナーの言葉を聞くと納得できます。そんな意図のとおり、価格帯も2,000円から5,000円と比較的リーズナブルなものが中心で、客のほとんどは若者たちなのだそう。
店内にはレトロな和雑貨や古民具も並び、和の雰囲気の中、喫茶を楽しむこともできます。気軽に盆栽を始めてみませんか?
- 盆栽屋ラビアデッソ
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住所 杉並区高円寺南4-22-1 電話 03-3312-2468 営業時間 12:00〜19:00 定休日 1月1日、2日
和茜(閉業)
日常使いできる伝統工芸品が揃う
2017年にオープンした「和茜」は、オーナーこだわりのセレクトが光る和雑貨店。日本庭園のような店内に、伝統的な工芸の手法を用いながら現代の暮らしに合うよう作られた品が豊富に揃います。中でも和紙でできた商品が充実していて、洗剤を使用して洗うことができる皿や、美濃や越前の和紙の灯りは見ているだけでも癒されます。最近若い世代にも人気があるという盆栽は、気軽に挑戦しやすい小さいサイズが嬉しいです。
オーナーは雑貨を売るだけでなく、作者と買い手、作者と作者がつながる場所でもありたいと話します。アーティストとコラボレーションして生まれた作品も販売されていたり、店内で展示会が行われたりすることもあります。伝統ある工芸品を日常使いしてみませんか。
- 和茜(閉業)
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住所 杉並区西荻北2-5-1 電話 03-6913-7543 営業時間 12:00〜20:00 定休日 月曜、第1・第3火曜