昭和初期の杉並区には、井伏鱒二や太宰治などの文豪、音楽家や俳人などが数多く暮らしていました。現在も多くの文化人・芸術家が暮らしており、「文化の香りがするまち」と言われます。その影響かどうかは不明ですが、ギャラリーがまち中に多く点在しています。見て歩くだけでなく、一人の作家として作品を披露できる場所もあります。今回は、「いつかはアーティスト!」と頑張る人を応援するギャラリーを集めました。
- 自由帳ギャラリー(高円寺駅徒歩4分)
- レンタルスペース・カフェギャラリーこころみ(高円寺駅徒歩6分)
- CONTEXT-S(コンテクスト)(阿佐ケ谷駅徒歩5分)
- ギャラリー「白線」(阿佐ヶ谷駅徒歩3分)
- Galleryたまごの工房(高円寺駅徒歩4分)
自由帳ギャラリー(高円寺駅徒歩4分)
高円寺あづま通り商店会にある「自由帳ギャラリー」。ガラス張りの外観が目を引きます。「どんな方にも気負わず使ってほしい」とオーナーの長尾さんが語るように、利用者はプロアマ問わずさまざま。作品のジャンルも、人形、アクセサリー、陶芸など多彩。商店街に面した大きな窓からの光が、作品を引き立てるだけでなく、作家の緊張感を和らげてくれそう。雰囲気の良さから、リピート展示する作家も多数いるそうです。
- 自由帳ギャラリー
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住所 杉並区高円寺北2-18-11 営業時間・定休日 展示によって異なる
レンタルスペース・カフェギャラリーこころみ(高円寺駅徒歩6分)
築80年を超える昭和初期の住宅をリノベーションした「こころみ」は、1階がカフェ、2階がレンタルスペース。2階には8畳と6畳の和室2部屋があり、畳、欄間、襖など純和風のムード。「和の雰囲気を生かした作品展示もありますし、まったく和文化とは異なる作品をマッチされる方もいます。プロでもアマでも、自由な発想で使っていただきたいです」とオーナーの長谷川さん。カフェ併設で、お茶や食事が楽しめるのも嬉しいです。
- レンタルスペース・カフェギャラリーこころみ
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住所 杉並区高円寺南2-53-7 電話 03-3313-6576 営業時間 11:30-17:00 定休日 不定休
CONTEXT-S(コンテクスト)(阿佐ケ谷駅徒歩5分)
阿佐谷パールセンターの小さな脇道を入ると広がる静かな住宅街に、ひっそりと佇む「CONTEXT-S」。和風とも洋風とも言えない建物は、店主の石神さんのご主人の実家だった築60年を超える住宅を活用したもの。「年に数回、私とスタッフの企画展を行っていますが、それ以外はお貸ししています。この場所が生かされて、またここに展示することで、作品の良さがよりきわ立つように使っていただけると嬉しいです」と石神さん。敷地内に植えられた季節を感じる植物も、ギャラリーの風情を引き立てています。
- CONTEXT-S(コンテクスト)
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住所 杉並区阿佐谷南1-47-4 電話 03-3317-6206 営業時間 展示によって異なる 定休日 不定休
アートで街を循環させる「ギャラリー白線」
阿佐ヶ谷パールセンター商店街から小径に入った先にある「ギャラリー白線」は、絵画や立体だけなくワークショップや演劇なども積極的に行うスペースで、海外アーティストの招聘といったこともしばしばあるそう。オーナーは「阿佐ヶ谷で最もアーティストに優しい男」という斉藤さん。「中央線は中央線で完結してしまいがちだから、外の空気を持ち込みたい。同時に中央線のアートを外にも発信したい」と、このギャラリーの存在意義を静かに熱く語ってくれました。
- ギャラリー白線
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住所 杉並区阿佐谷南1-36-14 ハウス白鳥1F-B 営業時間 企画展に準ずる 定休日 企画展に準ずる 連絡先 メール info@hakusen.jp
Galleryたまごの工房(高円寺駅徒歩4分)
「ガッツのある人を待っています」というオーナーの富永さんの言葉通り、ここ、Galleryたまごの工房は、趣味で終わらず自分を本気で表現したい人のためのスペース。成長したいという熱い思いを持った作家の「たまご」を応援。こぢんまりとしたスペースは、個展や少人数のグループ展に程よい広さ。ギャラリー主催の企画展では作家の公募もあり。我こそはという人は、えいやっと挑戦し、ステップアップを目指してみては!?
- Galleryたまごの工房
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住所 杉並区高円寺南3-60-6 電話 03-3313-8829 営業時間 12:00-19:30(日曜12:00-18:00 定休日 月曜(火曜不定休)臨時休業あり